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林道の旅人
since2005


林道「黒仁田線」

大分市の林道「黒仁田線」を走る。

林道位置図

大分県農林水産部林業振興課発行の『大分の林道2005』より引用


佐伯市から一般国道10号を北上する。
大分市に入る。大分市は開けている街なのにやたらと林道がある。今回、旅する「林道 黒仁田線」は大分市のはずれに広がる8キロほどの林道らしい。佐伯市と同じように山の中を走る林道と聞く。楽しみだ。
分岐である。「大南大橋先」の交差点を左折する。
ここの分岐には。旅人にうれしい店が点在している。ガソリンスタンド、コンビニ、カレー屋、本屋まである。ここで一息ついて旅に出るのもいいかもしれない。
 さて、交差点を左折しよう。。
曲がってすぐに大南大橋が見えてくる。大野川に架かるこの端の向こうに「林道 黒仁田線」が広がっているのだ。
この大南大橋の下辺りは、かつて毛利軍と大友軍が刀を交えた戸次河原が広がる。歴史的にも有名な場所だと聞く。
 橋を渡りきると道は左右に分かれる。「大嶋医院」が目印である。医院の看板のところから直進できる細い道があるが、この道を走るとしばらくして上り坂になり突き当たりは地区の墓地となる。なんとなく林道のはじまりのような雰囲気であるが、墓地入り口である。主宰「風来坊」は直進して墓地に突入してしまった。無用のトラブルは避けたいもの。ここは交差点を右折といこう。
右折すると大分市葬祭場への案内板が見える。葬祭場までは行かないが、これはよい目印である。道なりに走る。
ちょっと走ると右にゴルフ場の看板が見える。途中まではゴルフ場への道をたどることになる。これもよい目印である。
この青いゴルフ場の看板のところから入る。ちょっと林道までが込み入っているので、注意が必要である。
曲がるとすぐに分岐(画像左)が現れる。これは左に曲がる。看板が目印である。
しばらく走る(画像中央)と分岐(画像右)が現れる。これは右である。

  
上のT字交差点を右に曲がって道なりに走ると、鉄道の鉄橋と交差するところに出る。分岐が何箇所かあるがここまで来れば大丈夫である。ゴルフ場を利用される方の車が結構走っているので、通行の多いところを目印にいくといいかもしれない。田んぼの中を走ってここにいたる方法もないわけではない。
鉄橋をくぐり走ると右に分岐が現れる。ここが林道の入り口となる。まっすぐに進むとゴルフ場に至るようだ。

 
林道の入り口に手作りの案内表示がうれしい。地域で使われている林道と見た。サッカーJリーグのトリニ−タの旗と、ポストのついた林道表示の用途は不明だがいい味を出している。
宮崎監督のアニメ「となりのトトロ」にでてきそうな林道の入り口である。猫バスがひょっこり出てくるようにも見える。
ところが、こんもりと茂った森の中に入るのが林道「黒仁田線」かと思ったら林道表示は、右の分岐にあった。ここは右に入らなければ林道に入らない。迷路のような林道入り口である。もしかしたら、林道も支線がたくさんあるのだろうか。
注意書きである。林道は普通の市道ではない。林業振興を目的とした道なのである。我が物顔に走るのは控えたいものである。心して旅を始めよう。
表示板の横には、おなじみの林道表示が立てられている。幅員は4.0m。対向車がくるとちょっと困るが、オートバイで走るのにはちょうどいい幅である。延長は8345m。なかなか楽しめそうだ。
早速走ろう。林道 黒仁田線攻略スタートである。画像にあるように、林道 黒仁田線は地域の生活道路であるので、舗装がされている。オンロード車でも楽しめる林道である。分岐があちこちにあるが行き先はたいてい田んぼである。
道は田んぼや畑の間をぬって走る。林道というよりも農道の観がある。道は山の中に消えていく。楽しみが増す。
だんだん、まわりは木々に囲まれてきた。フラットで走りやすいがまだまだ生活道路状態である。ところどころに建物が見える。しかし、家の前の道が林道というのはいいかもしれない。その趣味の人には堪らない環境かもしれない。
しばらく走りを楽しんでいると右に標識が現れてきた。かなり古い標識であるが「黒仁田林道」とある。車の運転に気をつけるように指示がある。心しよう。
道はどうかするとバスでも走れるような状況である。これは走りやすい。しかし、ゆるやかではあるが、確実に上っている。このままではかなり高い所を走る林道になりそうである。アスファルトとコンクリートのハイブリット道が続く。
  
周りは木々が密集しているが時折開けた場所に出る。管理された木々の茂る山の中であるが、よく見るとかなり高所にいることがわかる。  
しばらく走ると分岐が見えてきた。あれ?おなじみの林道表示である。これは新しい林道だろうか。それとも黒仁田線の終点だろうか。
近づいてみると、ここは「林道 松平線」であった。 

「林道 松平線」は ここから どうぞ。

 
さあ、元に戻って攻略を続けよう。
かなり、林道を楽しんで走っていると交差点に出てしまった。あれれ?どっちにいったらいいのだろうか。大分市の地図も、この交差点は掲載していない。林道の案内表示が立っているということは、ここで終わりなのか??悩んだが終点の表示も無いので直進といこう。左右にも林道表示は無い。この分岐、生活道路なのかもしれない。
開けた時の風景は、かなり山の奥にいることを教えてくれる。かなり山の中に入り込んでいるようだ。

走るうちに畑が現れた。林道沿いに家もちらほら見えてきだした。林道 黒仁田線を生活道路に使っている黒仁田地区に行き着いたのである。林道は林業のための道でもあるが生活道路でもある。舗装していることがどれだけ地区の方の利便を向上させているかは計り知れない。ダートにあこがれる林道人は多いが、生活道路と考えたらダートは不便である。
しばらく走ると林道表示が見えてきた。西垣林業の社有林の表示である。林道マークは道の表示だけに使うのではないのだなと考えていたら、マークが違うことに気づいた。よく似ているがまったく違う表示である。
しかしわかりやすい社標である。なかなかのアイデアである。
さらに道をたどると、いきなり大きな道に出てしまった。林道標識と表示板が立てられている。ここで林道は終わりなのだろうか。
 
とうとう終点である。林道「黒仁田線」はここで終わりである。8キロの林道はなかなか走りがいがあった。また時間を見つけて走りたいものである。

さて、大きな道路に出たのはいいがどのようにしたら一般国道10号に出るか皆目見当がつかない。この大きな道を下ろうかと考えていたときに、目の隅に林道表示の柱が...。「林道 本宮線」の入り口である。さあ、どうしよう。


「林道 黒仁田線」は以上である。


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