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無電の旅人
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姪っ子を第3級アマチュア無線家に


主宰の姪っ子が、第3級アマチュア無線技士の資格を取るということになった。
これは絶滅危惧種の女子高校生ハムを佐伯市に育成するプロジェクトである。

佐伯市内の高校に通う主宰の姪っ子が、アマチュア無線に興味を持ち第4級アマチュア無線技士の講習会を受験したことは、「姪っ子をアマチュア無線家に」で、紹介した。

文系の姪っ子だが、無線を生業とする主宰の姪とあって血は争えないものだ。

生まれた時に、きみこという名がいいと提案したが、姉はつかわなかった。きみことは「公子」、つまり「ハム子」である。アマチュア無線は「ハム」ともいう。アマチュア無線関係の親父が娘に付けてしまう名前のNO1なのだそうだ。
ちなみに姪っ子は、この画像の建物にも興味シンシンだ。ここは佐伯市のコミュニティFM局「FMさいき(佐伯市民放送)」の局舎である。自分の声を電波に乗せたいらしい。
佐伯市は、画像のように旧佐伯市から外れると、浦々が広がる独特の地形が広がる。無線ならば、周波数さえ選べば、どことでも通信が可能なのが面白いところだ。
さて、件の姪っ子が宮崎市の、ハムショップ宮崎さん(宮脇さん)のところで、第4級講習会を受けて1年あまりがたった。ちょっと市内での無線連絡はするのだが、なかなか他のアマチュア無線家さんとは交信しない。
その上、勇気を出してメインチャンネルでCQをだしても応答がないので、自然とマイクを握らなくなってしまったようだ。
音声での交信がどうにも苦手なようなので、電鍵を使って短波でCQCQ を出すのを見せてやったら、目つきが変わった。CQCQというのは、この電波を受信した局は応答してくださいというアマチュア無線の略号だ。主宰は第3級アマの資格も有しているので、最大50Wで電波を発信することが出来る。

ちなみに第4級では短波帯では10W、145MHz帯から430MHZ帯は20Wが出せる。20Wと50Wでは、あまり大きな差は感じないが、10Wと50Wではあきらかに違う。海外と話したいという姪っ子は、50Wも魅力らしい。
かくして、姪っ子をアマチュア無線家にという大プロジェクトが、また動き始めた。今回は、「姪っ子を第3級アマチュア無線家に」である。
不幸にして佐伯市周辺で、第3級の講習会を開催してくれるところはなかったので、宮脇さんのところに連絡したら、11月に第3級をやるよという話になった。時間は9時から18時すぎまでという。

前泊してのんびりと講習会と思ったのだが、姪っ子も主宰も、前日は忙しい。かくして、佐伯市を午前4時に出発する講習会旅行が始まった。
朝4時に姉の家に行き、姪っ子を積み込む。今回は、道の駅「はゆま」まで行けば、高速が使えるので、日向までは楽勝である。電信の符号がうまく覚えられないという姪っ子にCDでモールス符号を聞かせながら、南下する。
宮崎市の近辺まで来たときに日の出だ。さすがに11月も後半となると、日の出が遅い。
やはり高速は楽だ。現在、はゆまから日向までは400円だ。佐伯から宮崎までがつながったら、区間ごとの料金になるだろうが、長距離に高速は必要とわかった次第。
前回にも来た宮崎駅近くのマックで朝ごはんとする。どうも女子高校生というものは、マックが大好きだ。
高速を使ったからか、1時間ほど講習会の時間に間ができたので、のんびりする。
頃合よしと、日本赤十字社宮崎県支部に向かう。かって知ったるなんとやらだ。
はたはたとするアマチュア無線講習会の旗。さあ、奥の駐車場に停めよう。
第3級アマチュア無線技士の講習会は主宰は受けたことはないが、文系の高校生にはかなり難しいのではないかと思う。


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