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無電の旅人
since2005

通信室の無線機群



「風来坊氏の通信室にお邪魔したい」という問い合わせをいただくようになった。同居家族はいないので、エブリバディウエルカムといいたいところだが、男やもめになんとやらで、お邪魔していただけるほど綺麗な通信室ではない。ということで機材だけ紹介する。

初めてアマチュア無線で開局した時に購入した無線機。スタンダード社(今の八重洲無線)の144MHz帯FM機C88と10WリニアアンプのCPB88。グランドプレーン1本で愛媛、山口、大分、宮崎北部と交信出来た。C88本体は1Wで運用できるFM機である。高校時代は自転車に乗せて市内をうろうろしたものだった。当時は斬新なスタイルだった。このお弁当箱スタイルは以降の無線機購入の基準になってしまった。
KENWOODのTM-733と広帯域受信機ICOM IC−R7000。TM−733は144MHzと430MHzのデュアルFM機。アマチュア無線用というより国際VHFばかり受信していた。IC−R7000はテレビ受像ユニットも装備した25MHzから1000MHz、1025MHzから1300MHzを受信する究極の受信機である。赤外線リモコンで周波数の操作ができる通信機型受信機とは思えない機能もある。1GHzスイッチをぽんと押すとGHz帯域が楽しめるということだったが、佐伯市ではあまり受信対象がないようだ。
YAESU(現在のバーテックススタンダード)のFT−850とアンテナチューナーFC−700。白いお弁当箱はPROCOのCW,RTTY解読用のCD−640。最下層の電源はFP−700。100W用のリグに対応する安定化電源である。PROCOのCD−640は業務用RTTYを解読するのに大変役立った。また、TVに画面を出す事ができるのでCWを解読させた結果を表示させていた。残念ながらTVの表示はうまく安定しなかったが、そこそこ表示は見られる。しかし、テレビが対応しなくなったのでこれからは維持できないかも。


ICOM IC−2Nの筐体の形態に準拠するシリーズ「IC−03N」。結構山歩きには重宝した。通信室では、なぜかシグナルジェネレータとしての活用が多かったような...。実はIC−03Nは送信改造なんてしなくても受信改造だけで微弱電波の送信が可能だったのだ。アマチュア無線の430−440MHzを中心に、上下約10MHz幅をカバーしている。
ICOM IC−2Nの筐体の形態に準拠するシリーズ IC−02N。ICOM社のハンディ機のフラッグシップだった。海外でゲリラの腰にも装着されていたというほど、世界中で愛されたハンディ機である。海外はIC−02ATだったような。
よく見るとこの機体、ヘンである。IC−02Nなのにシフト表示がでていたり、表示にシフトやTONEがあったり...。もちろん、受信改造を施しているので、微弱電波送信機能つき。アマチュア無線の144−146MHz帯を中心として、上下10MHz近くカバーする。現在は佐消本部の専用受信機と化している。
IC−800。26.965MHzから27.855MHZまでの周波数をカバーするICOMの...ではなくCOMOのIC−800.CB無線機であるが、アメリカエリアのFCC規格ではなく40CHプラス40CHの80CH機で、表示も80CH分ある。この規格を使える国はなく完全違法製品である。ちょっとしたつてで入手したが、アンテナには怖くて接続できない。現在は、ダミーロードに接続している。AM,FM.SSBまで装備する変なCB機。深夜、四国からのフェリーがつくと、ダミーロードなのに、国道217号を走るトラッカーの無線を受信してしまうお茶目な機体である。
現在の主力。ICOM IC−P7.広帯域受信機能を持ったFMハンディ機。ここまで小さければ何でも許せてしまう大きさである。144・430MHz帯のFM機。
ICOM IC−μ3。430MHz帯FM機。佐伯市のJR6WWレピータをアクセスするのに適当な機体である。マイクロという大きさであるが、単3電池を6本も飲み込む大きさである。電池がなかなかなくならないので重宝している。周波数を固定して使うにはいい無線機である。LCDの緑照明の色を主宰は気に入っている。カタログではワイシャツのポケットに入るほどの小型でマイクロとネーミングされたようだが、作業服の胸ポケットぐらいでないと、保持できないくらいの重さである。当時の技術力では画期的な薄さであった事は知っているので、意地悪はいわない。
日本船舶通信社の国際VHF機。実は内部の基板は転用防止と機密保持の意味合いから、会社がお客様から引き取った時点で、導電性の液体を流し込んでおり、置物である。会社から廃物としていただいたもの。


ICOM IC−2N。ひょんなことからいただくことになった往年の名機。しかし、いただいてから「とんでも無線機」であることが判明。受信周波数は送信できる仕様だったのだ。急遽、送信改造を施すことに..。現在は国内仕様に落ち着き普段のQSOのお供になっている。
ICOM IC−3N.IC−2Nとともに我が家にやってきた無線機。20年ほどシャックの倉庫に放置されて、2012年に発掘された無線機である。あちこちに錆びや汚れがあるので、早速メンテナンスを行うことにした。現在はレピータアクセスに活用中。
他にもいろいろと入手したが、結局、通信室にあるのはこんなところだろうか。使い勝手が悪いものは、あまり長居をさせない性分であるので、あまり保有していない。以上で通信室の無線機群を終わる。


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