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林道の旅人
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林道 鎮南山線 舗装後を走る
臼杵市から津久見市にかけて鎮南山を走る林道 鎮南線。2010年8月に舗工事後を旅したのでご報告である。かなり走りやすい林道になってはいたが、ダートも健在だった。

一般国道10号から、県道633号の分岐にある商店。2010年8月、主宰「風来坊」は大分市での講習会を終え、愛馬XL250Rパリ・ダカールで佐伯市に向け帰路を辿っていた。講習会になぜバイクで出張か。それは、単に駐車場が無かったためである。バイクなら駐車場はあるが、四輪車は自前で駐車場を確保しなければならない。丸1日の講習会でかかる駐車場代は自腹である。美味しい上等な昼ご飯に匹敵する金額がかかるなら、何をためらうことがあろうか。というわけで邪な気持ちはなくバイクで出張であった。
夕方になっているが、陽は高く暑い。ヘルメットの中も温度上昇中である。ちょっと自動販売機に引かれ休憩といこう。
県道633号か。冷たいジュースでのどを潤しながら、ぼんやりと考える。これから一般国道10号をぽくぽくと橋って帰るのも、山を越えて高速で帰るのも同じぐらいの時間がかかるだろう。アスファルトの路面は暑い。山のダート道は涼しいだろうな。
邪な気持ちが芽生えた。
なに、会社に帰着する時間が同じぐらいであれば問題は何も無いのだ。いっちょ、行くか?
悪魔が微笑んだ。
県道633号に進路を向ける。目的地は佐伯市である。しかし、経由地が鎮南山だということだ。いっけーい。アクセルを開く。心なしか涼しくなったようだ。
対向車がほとんどない県道633号を快適に走る。このまま、山を走らずに臼杵市を回ったらかなり時間がかかりそうだ。やはり、鎮南山をショートカットといこう。たしか、2010年3月に走ったときは舗装工事の途中だった。どうなっているのだろうか。興味がわいてきた。
おや。見覚えのある道がでてきた。きれいに刈り取られて入るが、ここは、林道「白谷線」の出口ではないか。林道標識が草に埋もれていたなんて書いたので、早速整備したのだろうか。林道標識がはっきり見える。
これが刈り取られる以前の出口。見事な仕事振りだ。

林道「白谷線」は ここから どうぞ。
はっきりと確認できる林道標識。関係者に感謝である。
先を急ごう。県道633号は、県道204号に重複し延びていく。
 
しばらく県道204号を走る。
そして、県道633号と、県道204号の分岐に差し掛かり、
ここが県道204号である。分岐に迷わずにバイクを走らせる。
しばらく走らせるうちに林道の分岐が近づいてきた。
これが目印のトイレ。男性用の表示がはっきり見える。
その先に左の分岐としてあるのが、林道「鎮南山線」である。
入り口の手書きの林道「鎮南山線」起点の表示は健在だ。
早速、旅を始めよう。
夏の暑さもぐっと和らぐ。やはりこっちを経由してよかったと思う。
舗装工事は全面に行われたのではないようだ。粘土質のダートがタイヤをグリップする。いい感じだ。
がれがれダートは健在だ。といっても走りにくいものではない。
夏草が進入して来てはいるが、走りに問題はない。涼しい風の中を快走する。
砂利と粘土でできたダートはしっかりしたグリップを約束してくれる。いい按配だ。
ところどころ雨の道になってしまったようで、こぶし大の石も転がっているが、これも林道である。
4輪車の轍がくっきり残されている。ここはよく利用されているらしい。
見晴らしのよいところに出た。夏の山の風は気持ちいい。
路面が場所によって変わるのは、工期によるものだ。工夫が凝らされている。
景色が開けてきた。もうすぐ山の尾根なのだろうか。
道が良くなってきた。そろそろ分岐だろうか。
西日を背にして撮影したので、主宰「風来坊」が写りこんでしまった。夕方の撮影であるので、まあご容赦願いたい。
さらにバイクを進める。
分岐が現れた。2010年3月に旅したときは、ここから工事区間になっていた。見るときれいにアスファルト舗装が成されている。ここからはダートがないのだろうか。

分岐を旅するなら ここから どうぞ。


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