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林道の旅人
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林道 鎮南山線 舗装後を走る

さて、国道502号への分岐を経て、林道「鎮南山線」を旅しよう。みごとなアスファルト舗装である。

2010年8月の鎮南山線を初めから走るのは ここから どうぞ。
快調に走ることができるこの林道は、オンロードバイクにもいいかもしれない。ただし。津久見側から入る必要はあるが。
林業の利便を考えたら、このような舗装になるのは当然のことだろう。しかし、オフロード派としては残念な思いがする。
以前は小石交じりの下り坂だったが、今は何も気にせずアクセルを開くことができる。これもありかもしれない。
おや?コンクリート舗装だ。ここは以前からコンクリート舗装がされていた部分だ。ここはそのままなのだろう。
しばらくコンクリート舗装の道を走る。また、アスファルト舗装が見えてきた。成るほど、これまでダートだったところを舗装しているというわけか。
気持ちのよい風と走りやすい路面についつい鼻歌が出る。講習会で疲れた頭に最高の癒しだ。
ありゃ、崩落だ。以前、赤い土に驚いた場所だ。梅雨の豪雨がもたらした結果なのだろう。
夕方の景色は物悲しくも美しい。このままテントでも張ってのんびりしたいが、今日は会社まで帰らねばならない。
アスファルトとコンクリートの繰り返しが続く。平坦な路面は、尾根を走っていることを知らせてくれる。
道の先、左側に標識が見えてきた。
やはりインパクトのある標識である。漁場形成に魚付林が必要なことは、あちこちの研究者から提唱されている。まさしく「森は海の恋人」なのだ。
さらにバイクを進める。
道の先、左側にモニュメントが見えてきた。
開通記念碑である。夏草が侵略しつつある。
記念碑の先、左折すると林道「山南線」が始まる。3月に来たときは引き抜かれていた林道標識はきちんと埋められていた。

林道「山南線」は ここから どうぞ。
林道「山南線」との分岐のところから、鎮南山の頂上へのルートが延びる。下の標識は「山庵寺」の案内。中ほどの標識は「山頂」への案内である。拡大しよう。
山頂を仰いで。いつか登りたいものだ。今日は時間が無いのでまたの機会にでも。
ここからあとは県道に接続するまで舗装道路だった。ゆったり走ろう。
しばらく走ると津久見市の石灰石の露天掘り現場が見えてきた。いつ見ても壮大な景色である。
しばらく走ると巨大なパラボラが見えてきた。やはり林道にパラボラは違和感十分である。
これは「光中継増幅装置」である。つまり、ここまで光ケーブルで送られてきたものをマイクロ波にして無線伝送する装置なのだ。または、無線で送られてきた情報を光ケーブルに載せるための増幅装置である。会社名もないので、あやしさ十分である。
電柱から伸びる電線の下の線。これが光ケーブルのようだ。
光中継増幅装置の柱から延びているのがわかる。何の中継なのかはわからないが、かなり大規模のシステムの一部である。
さあ、先を急ごう。
ところどころ崩落しているが、これも梅雨のなせる業か。
夕暮れの津久見市街が見えてきた。
しばし走るうちに林道「鎮南線」の終点に到達した。
臼杵市側からの林道表示は「起点」fであった。津久見市の入り口の林道表示も「起点」である。崩れかかっているのと手書きの表示。さて、どちらが起点なのだろう。まだ、津久見市側には工事中の立て札が...。なぞの多い林道である。
県道217号を右折で津久見市街に進む。
左に行くと[痛んだトンネル」に至る。旧臼津トンネルである。たしか、旧臼津トンネルは、その筋では有名なトンネルだったような。
20時から5時までとは...。いやいやすごいものである。お盆までに終わるのがミソと見た。
県道217号を麓に向かって下る。
建物が見えてきた。もう津久見市街だ。
T字路に差し掛かる。表示を拡大しよう。
右折してさらに走る。
交差点に差し掛かる。ここを右折である。
工場群を左に見ながら走る。
水晶山トンネルである。名前からするとこのあたりで水晶が産出したための命名か。さて、このトンネルを越えて...。
しばし道なりに走る。まだ陽は高い。気分は爽快である。
しばらく走ると高速の案内が見えてきた。
交差点を直進で、東九州道の津久見インターだ。XL250Rはクォーターバイクであるので、当然高速道路を走行できる。10分もあれば佐伯ICに至るだろう。一般国道10号をのんびり帰るのと、鎮南山をショートカットするのも同じような時間であったということで、帰着報告しておこう。楽しい出張だった。


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