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林道の旅人
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播磨谷林道2(佐伯市) 



播磨谷林道を走る。確か数年前にここに来たときは、ここか、もうひとつの標識の文字が、播魔谷林道となっていたように覚えている。魔の谷とは恐ろしいと記憶していたが、画像の文字が正解らしい。ここにあるのが訂正されたものか、ほかにあるものが引き抜かれたか。さて??
しばらく走ると分岐が現れた。T字路のようだ。アスファルトの林道は右に曲がっていくので本線は右方向だろう。では、左は?

播磨谷林道132支線である。132本も支線林道があるというなかれ。支線の番号は順番で命名されているものではないらしい。ほかの林道と紛らわしい支線番号はつけないと聞いた。だからこの支線は132が冠されているわけだ。

支線林道の入り口に細長い標識を発見した。林班の印だろうか。
場照山登山口とある。どうやら、播磨谷林道を6km行くと登山口に差し掛かるということらしい。これは親切な表示だ。登山を趣味とする方には役立つ標識だろう。支線林道の入り口にあるのは、迷わないようにという心遣いなのだろう。登山口に向かう方は支線林道に入ってはいけない。本線に沿って進むのが正解だ。

場照山とは、宮崎県と大分県の県境に位置し、佐伯市で一番高い山で660.7mの標高を持つ。主宰は登ったことは無いが、登った方の話では宮崎県方面の景色はすこぶる良好なのだそうだ。仕事のお客さんに山をやる人がいたので、こっそり聞いたら次のようなことだった。

鳴沢谷林道の一等奥に駐車場があり車で来ることも可能(ただし悪路)。そこから場照山(ばてるやま)登山道が始まる。200mほど手前に集積所の広場があるので、停めるのはそこのほうがいいらしい。一番奥の駐車場は軽自動車2台分ほどしかスペースがないそうだ。登山口から頂上までは慣れた人なら50分ほど。初心者でも90分ほどで登れるという。樹海をくぐっていくうちに頂上に至るらしい。頂上の見晴らしは途中が悪いので、それだけに一等素晴らしいとのこと。

今度、朝から走って登ってみようか。ふとそんなことを思った。
本線にもどろう。道はアスファルトで走りやすい。木々の壁の間を走るような気分になる。ここはオンロードにもお勧めだ。対向車はない。ただし、轍からみるに大型車のタイヤ跡がついているので、伐採した木を積んだトラックが通っているのはまちがいない。気をつけていこう。
しばらく走るとガードレールが無くなった。ダム湖の周囲を走っていると思っていたが、...。
道はさらに明るくなり、気持ちの良いツーリングコースと化す。
木々が途切れたところから、撮影。ダム湖の上流であるが、水はほとんどない。それに幅も狭くなっている。どうやら、これが播磨谷なのだろう。ダム湖からは離れてしまったと理解する。
しばらく走るとまた、ガードレールが出現した。右下を流れるのは「川」である。どこまで川が続くのだろうか。
ぽくぽくと走る。平坦な道である。これなら、オンロードバイクやモタードでもいいなと思う。実は最近、モタードに興味津々なのだ。125CCクラスでいいので入手してみようか。
分岐発見。右に行く分岐だ。橋が架かっている。近寄ってみよう。
橋のむこうに林道表示が見える。林道だ。
播若林道である。この方向からすると、この林道、播磨谷林道と、若山谷林道を接続する連絡林道ではあるまいか。名称も「播磨谷」「若山谷」の頭をとったものと考えればぴたりだ。今回は、時間の都合で旅することはできないが、近いうちに旅したいものだ。
林道の入り口からして、すでにがれがれである。これは楽しめそうだ。オフロード魂が震える。しかし、今日は入らない。本線の攻略なのだ。
針若林道の入り口に黒地に白で標識を見つけた。
場照山登山口とある。黒地に白というのは、朝や夕方の薄暗がりでもはっきり見えることを目的としているのだろう。とすると、場照山は播若林道に入るのが正解か。
そばに白い標識が立てられていた。矢印の方向は播磨谷林道を向いている。まだ、5.1km先が登山口らしい。登山をされる方、橋を渡らずにみちなりに進んでほしい。播若林道に入るとまったく方向違いの場所に行ってしまうのだ。
本線に戻る。気持ちのいい林道が続く。登山の方は普通乗用車でも行けるのではと思う。
木々の間から木漏れ日がさしこむ。堪えられない景色だ。このような景色の中を走るのは癒しだ。つくづく思う。
しばらく走るうち、川が再び林道に接近してきた。橋かなにかがあったのだろうか。左側を眺めながら走るのも気持ちが良い。画像では明るく写っているが結構暗い。すごいスピードで走っているような画像になってしまったが、シャッター速度が遅くなったためである。時速30キロもでていない。
木々の上はまだ明るい。結構旅ができそうだ。
おや、何かの作業小屋が左に見える。しっかりしたつくりだ。間に合わせの小屋ではなさそうだ。ん??右に分岐が見える。なんだろう。
細い道が山の中に延びていく。何かの作業道だろうか。標識は向こうを向いている。この作業道を降りてきた車に対しての注意標識だろう。もしかしたら、一旦停止とかかれていたりして...。


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