直線上に配置

林道の旅人
since2005



林道 彦岳線2 佐伯市

林道 彦岳線は素晴らしい景色の林道だった。

しかし、これは素晴らしい。下にバイクを仕舞って、シュラフをもってあがれば最高の宿泊場所になるだろう。
展望台にのぼる。ほう。これは美しい。

しばし景色を堪能する。

さあ、出発しようか。
ここのメータは8074km。始発から計算すると、18kmの地点だ。
しかし見事な景色だ。素晴らしい。
しばらく走ると右に分岐だ。左側には公園のようなものがある。ここもテント泊に使えそうな場所だ。林道でキャンプをするのに慣れると、このような開けて整備された場所は、極楽に思えてしまう。
これは林道 狸穴線だ。狸がたくさんいる林道だろうか。狸穴というからには巣があるのだろう。読み方は、まみあなだったか。たぬきあなと書いて、まみあなと読むと聞いたことがある。
攻略したいが今日は、本線がメインディッシュだ。しかも狸穴線は、通行止めになっている。いつか攻略したい林道となった。


林道 狸穴線は ここから どうぞ。
さりげない案内板がうれしい。とりあえず上浦に降下だ。
かなり高度が下がってきたのだろう。日陰でも寒さが厳しくない。
おや駐車場発見。神社か何かあるのだろうか。
彦岳の登山口だった。ここは空気が柔らかい。ちょっと水分補給と行こうか。手持ちの水筒から暖かい紅茶をのどに送り込む。空気が乾いているので、水分補給だけはきちんとしておかねば。
登山口は整備されている。登山者にはうれしいスタートだ。
登山口のウエルカムゲート。いい感じだ。
苔むしていてわからなかったが、そばには砂防ダムが作られていた。
ほう。砂防というより貯水に重きを置いたダムのようだ。第1号というのが斬新だ。
本線に戻る。ここは上浦の浅海井、暁嵐だ。弥生から山を乗り越えて上浦に下りてきたことになる。午後3時を回り、麓でも寒くなってきた。急ごう。
なだらかな林道を降下する。
お、林道標識発見。
基幹作業道だ。暁嵐線とある。延長は3820m 終点とある。さらに関係者以外の車両の通行禁止とある。


基幹作業林道 暁嵐線は ここから どうぞ。
本線に戻る。もう麓のようだ。
降下している途中に逆方向を向いた林道標識を発見。
上浦町の林道標識だ。ここから始まるようだ。しかし、佐伯市になってから工事をしているので、林道自体はまだ先まで続いているはずだ。
さらに降下する。空気が暖かい。海が近いのかもしれない。
さらに下る。もうこのあたりは町外れという感じだ。
T字路発見。右には林道標識もある。いよいよ彦岳線も終りなのだろうか。
佐伯市の林道標識だ。林道彦岳線 終点と。

あれ??? おかしい。


広域基幹林道 尺間山線との接続部にあった標識も終点だった。
これだ。たしかに終点とある。これは大変な問題だ。


この林道、起点がない。


何かの間違いだろうが、珍妙なことだ。

とりあえず完走したので、林道 彦岳線の紹介は終わろう。面白い林道だった。暖かくなったらまた走りたいものだ。




さて、問題はここからどうやって自宅に帰るかだ。T字路を右に行くか、左に行くかでどこに行くかが決まる。上浦の詳細な地図を持っていれば解決するのだが、あいにく持ち合わせがない。こうなったら、野生のカンに頼ることにしよう。
左側を見る。どうも山の中に入っていきそうだ。カンが告げる。迷うぞ。
右を見る。なんとなく海が感じられる。よし、こっちに行こう。

T字路を右折だ。
結果としては右折でよかった。左折でももしかしたら海に出るのかもしれないが、探索は次回に回しておこう。

トンネルをくぐる。
 トンネルを出たところにありがたい案内板発見。右を下ったら暁嵐公園だとある。

なんと浅海井駅の裏に降りるのだ。こりゃいい。ちなみに暁嵐は「ぎょうらん」、浅海井は「あざむい」である。難解な地名が上浦には多い。東雲や最勝海もこのあたりの地名だ。読めるだろうか。

暁嵐公園とは、暁嵐の滝(15mの滝)と遊歩道をまとめた地域の総称だ。瀧三柱神社が滝のそばにある。夏には子どもたちが飛び込んで遊ぶ涼みどころだ。今は厳寒の季節なので近寄らない。
 とりあえず道なりに降下する。
ここは生活道路だが、さすがに年末のこの時期にうろうろする人はいない。
 どんどん降りていくと、向こうに海が見えた。そろそろ浅海井の集落が見えてくるだろう。
 間違いなし。いい感じに降りてきた。林道攻略で一番困るのが、林道が山の中で終わってしまうことだ。気持ちよく攻略して迷っては、楽しみも半減するというものだ。
生活道路に入っていく。
 家の間をすり抜けて....。
ここはJR日豊本線 浅海井駅の裏手になる。ここを左手に行くと簡単に一般国道217号に接続するのだ。この浅海井駅はJR九州の駅の中で最東端の駅としても有名なのだ。
この道は暁嵐公園へのルートなので、大きな看板がありわかりやすい。今、左手の分岐から出てきたところだ。説明の都合上、一旦、右手に出て入り口を撮影している。カーブミラーの上の案内板が目印だ。
 では、分岐を左に曲がって駅の方向に行こう。
 この先に踏切がある。そこを越えて家々の間を走れば、一般国道217号だ。
前を横断しているのが、一般国道217号だ。佐伯市中央部には右折だ。
この場所から海を眺めれば、正月に初日の出を見るにふさわしい、豊後二見ヶ浦が見える。

この注連縄の間から初日が昇るので有名なのだ。いい場所で初日の出を見るなら朝早く行っても車の止め場所はない。夜のうちから来るのがこつなのだ。


さて帰るとしようか。面白い林道攻略だった。

林道 彦岳線1へ  次へ 
直線上に配置
inserted by FC2 system