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林道の旅人
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石神林道(佐伯市)

播磨谷林道から分岐する石神林道を旅する。


黒沢ダムから播磨谷林道を走る。この林道、途中まではアスファルト舗装の林道で、すこぶる走りやすい。
右側は黒沢ダムである。オンロードバイクでも十分楽しめる。
ダム湖から離れて、宮崎県との県境である石神越に向かう。途中でwアスファルトからダートになる。しかし気持ちの良いダート林道である。
しばらくのぼりが続く。こののぼりの先は宮崎県である。石神越は峠である。
そろそろ石神越だ。じつは、播磨谷林道から宮崎県に下るルートの大分県よりにもうひとつの林道が分岐する。石神林道である。入り口はよく見ているのだが入ったことはない。天気も良いので早速旅してみよう。
雨量テレメータ局が見えてくる。この局は太陽電池で作動するエコなテレメータ局(自動雨量送信局)である。ここから石神林道が始まるのだが...。なんだか、山が削られているようだ。
石神林道の幅員は、播磨谷線といい勝負だった。播磨谷林道が県境で終わることから、石神林道と播磨谷林道を合わせて、播磨谷石神林道と表現する人もいるくらいだ。それが、広くなっている。目測7mと見た。これでは、今流行の「森林基幹道」規格ではないか。石神林道の果てに何かが作られたと判断するのが正しそうだ。まだ、ダートなのでこれから舗装されるのだろう。もしかして、一時期うわさのあった原子力発電所?まさかである。一見は百聞にしかず。いっけーい。
気持ちの良い道だ。側溝の高さといい、この路面の上にアスファルトが流し込まれる直前と見た。
右はくだりの斜面である。やはり山側を削って林道を拡張している。
石神林道はうねりながら下っていく。道路の色合いから見るにかなり前に整地され拡張されたようだ。
くだりの直線の向こうに何か標識が見える。工事中の標識だろうか。
「青山国有林分収育林契約分収林」の表示である。分かち書きすると、『青山 国有林 分収育林 契約 分収林』である。青山の国有林で、分収育林契約が交わされた分収林であると考えたらいいだろう。このややこしい語句の羅列は、こういう意味である。国有林の費用すべてを国が持つのではなく、趣旨に賛同する者が費用の一部を負担する。その国有林が伐採され、収益がでたら国と費用負担者とで分け合うものである。1990年代に「緑のオーナー」制度としてPRされていた。費用負担者が、この標識の樹木共有者となるわけだ。国だけが費用を負担するのではなく民間の資金力を導入するのはよい方法だ。しかし、最近は見かけない。おそらくは魅力的な投機対象にならないのかもしれない。
舗装が完了したらきちんと掛けられるのだろう。まだここは工事中の林道なのだ。
かなり山の中にいるようだ。石神林道はうっそうとした木々の間を走る林道だったと記憶している。いったい、石神林道の先に何ができたというのだろう。
かなりの高さを走っているようだ。景色が先で開けている。
山の中である。美しい。このような景色を眺めることができるのは、オフロードバイク乗りの特権かもしれない。
おや、ダートが舗装道路になった。アスファルト舗装だ。さて、どこにつながるのだろう。
軽快に下っていく。これはいいツーリングコースだ。
どんどん下っていく。確かに石神林道ではあるが。こんな高規格名林道になったのは???
気持ちがいい道だ。太陽が上から差し込んでくる。この赤い光は間違いなく太陽の直射日光である。まぶしい。
のぼりになった。林道の先が開けているようだ。
おお、開けた。頂上にでも出たのだっろうか。
かなり高い場所にいる。これは気持ちがいい。しかし、石神林道にこんな場所はあっただろうか。何かおかしい。
谷の部分には何か、人工物がある。こんな山奥に何があるのだろうか。
拡大してみよう。ちょっとかすんでいるのでレタッチソフトで色を調整する。ほうほう、これはダムですな。管理事務所が右岸に見える。堅田川の上流のダムの管理事務所と同じ形をしている。丸いのはパラボラアンテナのようだ。これって...。
えーと。この景色、どこかでみたような???このダムのパラボラアンテナは山の上の反射板で反射されて...。
少しあたりを探してみると...。
あった。これはマイクロ波の反射板だ。業界用語では「無給電中継装置」という。ほうほう、これもどこかでみた形だ。
そう、以前、若山谷林道を旅したときに、若山谷林道22分線というとても高規格な林道に、若山谷林道21支線から入った。
高規格すぎてびっくりして走っていると...
まだ完成していないが、森林基幹道「宇目蒲江線」の標識が出てきて...。
しばらく行くと右の崖の上の反射板を発見して...。眼下を見るとそこには黒沢ダムがあった。今回の画像と前回の画像を並べてみよう。
 
まちがいなく、同じ場所を撮影したものである。
ということは、石神林道は、森林基幹道「宇目蒲江線」の一部として再編成されている最中ということのようだ。そういえば、播磨谷林道と石神林道の境の角に、その事実を裏付けるようなものがあった。
そのものは左の分岐の角にあった。
これだ。コンクリートの塊であるが、林道ライダーならこれを見つけると幸せになれるものだ。無造作に放っている。
近づいてみよう。さかさまに放り出しているので、何のことかわからないだろう。
これで読み取れるだろうか。林道の起点表示である。
アップしてみよう。起点表示は業者が設置するものだが、営林署の名前も入っているので、無闇に掘り出して捨てることはしない。これが放り出されているということは、林道の基礎表示がいらなくなったということに他ならない。
宮崎県境の石神林道ー途中に森林基幹道「宇目蒲江線」ー若山谷林道22分線ー工事中区間
既存の林道を組み込みながら、名前のとおり、宇目ー蒲江を結ぶ林道として、森林基幹道「宇目蒲江線」は成長しているようだ。
播磨谷林道の途中にこのような工事現場があった。
播磨谷林道に直交する形で作られている森林基幹道「宇目蒲江線」である。いずれ、播磨谷林道の一部も組み込まれていくのかもしれない。

このことから、
黒沢ダムー播磨谷林道ー石神林道ー若山谷林道22分線ー若山谷林道21支線ー若山谷林道ー黒沢ダムという巨大なループが出来上がったことになる。これは楽しみがまた増えたというものだ。

以上で、石神林道を終わる。

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