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林道の旅人
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お気楽林道攻略
九六位山系の林道を一気に走る2

気持ちのよいのぼりが続く。ちなみに、ここはもう峰の部分のようだ。左は臼杵方向だ。
林業関係者も休日というのに働いているようだ。このあたりの木々はそろそろ伐採なのだろうか。
しばし走ると右に分岐が。おや作業林道かと思ったら、林道標識が。
「林道 畑ヶ谷2号線」である。「林道 畑ヶ谷線」はこの林道の先、ふもとに広がる。2号線というからには、将来的には接続される予定なのかもしれない。通るたびに閉鎖されているのがわかる。たぶん、この林道、完全にふもとと接続するまで開放はされないと見た。
再び再進線を走る。なだらかなくだりだ。
しばらく走ると分岐が現れる。
ここで「林道 再進線」はおわりである。面白い林道だった。
この分岐は変形4差路である。
右の方向は、県道21号線(大分市方向)である。
左は、ぐるっと180度回る形になる。県道21号(臼杵市方向)である。って、すぐに臼杵市に入る。すぐそばに市の境界があるのだ。
この分岐には興味深いものがある。「林道案内図」である。あちこちの林道にこのような案内図があれば、楽しいのだが。
そして変則4差路を直進すると、「林道 九六位線」である。幅員は4m。延長は8022mの長大な林道だ。
ここからは、行き先が戸次 九六位となる。戸次はとつぎではなく、へつぎと読むのだそうだ。
おなじみの黄色い林道標識が立てられている。やはり、幅員と延長の記載はほしいところだ。佐伯の林道に、このような頑丈な林道標識ができるなら、ぜひ林道マークと、林道名、幅員、延長をセットでお願いしたいものだ。
「林道 九六位線」も舗装林道である。大在の方からオンロードバイクで入っても、何の問題もない。ここは気持ちのよいツーリングルートだ。
尾根を走るので、左が開ければ臼杵方向、右が開ければ大分方向が見える。
残念ながら、濃い霞で視界はすこぶる悪い。これ、PM2.5とかいうやつだろうか。
尾根をたどるように走る。上りだが、そんなに急ではない。
いきなり視界が開ける。林道に大きな電柱が立っている。この先に電力を使う施設があるのだ。
分岐発見。右に下る分岐にはおなじみの黄色い林道標識だ。
ここは、「林道 大内線」の入り口だ。
幅員4m。延長1530mの林道だ。この林道は4mの幅員があるが、場所によって狭小な幅員の部分や、急激にカーブする部分、一気に降下する急な坂があるので、軽トラック以下でないとおすすめしない。バイクなら文句なく大丈夫である。
入り口には「この先幅員狭小の為大型車両は通行できません」とあるが、普通車でも結構怖い。
林道から眺める大分市の風景。かすんでいるのが残念だ。
かすんでいなければ別府湾が見えるのだが。
気を取り直して進もう。林道の先になにやら塔が出現である。
国土交通省のマイクロ波中継局だ。
重要防護対象施設だけのことはある。しっかり監視カメラが設置されていた。
近くには面白いものもある。これ、無電源中継アンテナである。単に「反射板」ともいうが。マイクロ波をこいつにぶつけることで、方向を変えるのだ。光と同じだ。


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