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林道の旅人
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黒沢ダム林道周遊Bコースを一気に走る

黒沢ダム周辺の林道を一気に走ることにした。今回はBコース。
短いけれどもなめてはいけないコースである。



2011年秋。気持ちのよい気候にほだされるように黒沢ダム周辺の林道を訪ねることにした。
 今回は、黒沢ダム周遊Bコースである。別に佐伯市観光協会が観光目的にこんな名前のコース案内をしているわけではない。主宰が勝手に銘打っているのだ。

 実は、主宰は林道を趣味にしているのに、地元佐伯市の林道はあまりやってこなかった。それは...迷子になるからだ。いや、迷子とは聞こえが悪い。林道を熟知していないために、奥に奥にと走っていった挙句に、なぜか一般国道388号線を経由して蒲江から佐伯市中心部に戻ってきたり、宮崎県延岡市の北部をさ迷って一般国道10号から帰還などするからである。愛馬1号機のXL-250Rパリダカール号で林道迷走285Kmという笑いたくもなる距離を走ったことがある。このときはなぜか、一般国道326号を経由して、豊後大野市から一般国道57号を経由して、一般国道10号を帰還というツーリングをしてしまった。いったいどこを走ったかトレースもできないツーリングだった。
それは、地図を持たない風来坊であったからで、最近は知っている林道をマッピングして、それから新しい林道をつなぎあわすようにしている。これなら迷子になる心配はない。そのマッピングでつないでできたのが黒沢ダム周遊Aコースなのだ。今回はAコースより距離の出ないBコースである。距離は短いが、舗装路あり、マディあり、ダートありと結構楽しめるのがうれしい。
コースは次のとおりだ。黒沢ダム管理事務所ー播磨谷林道ー播若林道ー若山谷林道ー黒沢ダムー黒沢ダム管理事務所である。森林基幹道 蒲江宇目線のような長大なコースではないが、油断するとコケちゃんマークのつくレベルのコースである。
難しい話はその辺にして走り出そう。播磨谷林道は気持ちがよい。朝晩が冷え込んで紅葉の盛りになるまで、林道を走るのが楽しいシーズンになる。この時期であれば、虫や蚊にいらいらすることもない。休憩中に蚊が襲ってこないだけでも気持ちが違うのだ。
しばらく走ると右の分岐が現れる。ここがBコースの入り口である。このコースは距離的には短いが、なかなか楽しめるコースである。
分岐は橋である。この橋は黒沢ダムを大きく回って対岸の林道に繋がるものだ。対岸の林道とは若山谷林道である。
それゆえ、この林道は「播若林道」という。播磨谷林道と若山谷林道を繋ぐ林道という意味だろう。林道表示は橋のすぐ向こうにあるので、確認はやさしいだろう。さあ、旅に出よう。
入り口はアスファルト舗装の林道なのだが、そんなおとなしい林道でないことはすぐに判明する。
崩落の跡だ。4輪なら入るのに困るかもしれないが、XR100改なら問題はない。さあ行こう。
入ってすぐは舗装路である。右側がダムに繋がる川である。木が多く見通しはすこぶる悪い。川からの風がきもちよい。
これまで走っていた播磨谷林道より、小ぶりの林道である。結構、利用者があるようで轍が新しい。
おっといきなりダートだ。これは楽しい。
山からの湧き水がるようで、路面はぬかるんでいる。しかし、ギアを低めにして走れば問題はない。XR100改は2速でこなしてしまう。後輪をとられながら走るのは楽しいものである。
崩落の上に草が生えている。だんだん道が山に飲み込まれていく。自然の力は素晴らしい。
木々の隙間から日差しが差し込んできる。この林道はいろいろな顔を見せてくれる。地面はしかりと締まったダートだ。XR100改の太いタイヤがしっかり路面を捉えていく。
轍の跡以外は草が茂り始めた。沖時、思い出したようにガードレールが現れる。この設置方法から見ると、本当に危険な部分だけ設置されているようだ。
涼しい風が吹き上がってきた。見ると川幅がひどく広くなっている。いや、もうここはダム湖のそばだ。黒沢ダムのすぐ上流にいるのだ。
播若林道はダムのそばをつかず離れずという感じで進んでいく。
ずいぶん前に伐採されたあとだろうか。苔むした木々が無造作に捨て置かれている。
湖畔の林道は涼しい風が楽しめる。上が開けると地面がしっかりと固まってくる。これは走りやすい。
ところどころで林道に木が生えている。ううむ、これって勝手に育ったってことだろうか。まるで上浦の電信柱だ(佐伯市上浦には、道路にはみ出すようにして電柱が立っている狭い道がある。今は旧道になり、見かけなくなったが、以前はバスなどの大型車は蛇行しながら走るほどだった)。
表情が次々に変わる播若林道。路面の様子も同じではない。気を抜いて走るような林道ではない。
おや開けてきた。もうおしまいなのだろうか。
路面ががれがれになってきた。ここはXR100改が苦手とする場所だ。グリップ力のあまりないタイヤではハンドルをとられてしまう。
ガードレールが現れる。ガードレールの真下はすでに斜面である。路肩による前に足をすくわれそうだ。
左は山、右は黒沢ダムだ。ぐるっとダムを回るコースである。路肩はとてももろいので、無闇に路肩にバイクを持っていくのはお勧めしない。転落したらダムにどぼんだ。人は回収できてもバイクの回収は無理だろう。
またうっそうとした林道になった。面白いほど表情の変わる林道だ。路面はかなり湿っているのがわかる。
かと思ったら日差しがかっと差し込んでくる。太陽の光がふんだんにあるというのは、草の生育もいいということだ。少々走りにくくなってきた。
ダム方向が開けているのであまり閉塞感はないが、結構荒れた林道である。木々を眺めていて気がついたが、林道のそばの木は枝打ちされているようなかんじはない。自然のままの木のようだ。林道といえば、植林に役立つ道という思い込みがあるが、ここは、播磨谷林道と若山谷林道を結ぶバイパス林道なのだろう。植林は二の次なのかもしれない。
木がまばらになった。そろそろ終わりだろうか。
フラットになった道を進んでいると、T字路が見えてきた。若山谷林道に接続だろうか。
おお、アスファルト舗装の道だ。播若林道はここまでであった。さあ、周遊Bコースの旅を続けよう。
このアスファルト舗装の道は、若山谷林道である。XR100改の泥を落とし進路を右に取ろう。

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