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林道の旅人
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森林基幹道「宇目蒲江線」の上にマイクロ波の「道」を見る

森林基幹道「宇目蒲江線」の途中に出現した反射板。
青山の山の上を走るマイクロ波の「道」をレポートする。

森林基幹道「宇目蒲江線」は ここから どうぞ。
森林基幹道「宇目蒲江線」を走行中に面白いものを発見した。
この林道は青山の山の上を走る。近くの山が下に見える。これはすばらしく高いところにいることになる。下の山との間には何もない。
そんなことを思って走っていたら、鉄塔が現れた。こんな山の上に電波塔だろうか。
四角の金属板が取り付けられている。四角の金属板の後ろにあるのは、避雷針である。
これは、反射板である。

反射板というのは、マイクロ波を当てて方向を変えるものである。光に性質の似たマイクロ波は、普通の電波の伝播ではなく、光に近い伝播をする。

この調整はかなりの精度を要求される。ほんの1度の差で、反射したマイクロ波が全く目的と違う場所に送られるのだ。

イメージできないなと言う方は、鏡に懐中電灯の光を当てているのを想像してほしい。入射角により反射角が決定するというのは、高校か中学の理科で習ったことと思う。

こんな林道に反射板を設置するというのはどこの会社だろう。

林道が整備されているから、設置をしているのだろうが...。

「風来坊」。猛烈に仕事魂が燃え上がった。

反射板の仰角はマイナスである。つまり眼下のどこかから、ここに打ち上げているのだ。そして反射の方向は、佐伯市の中心部をめざしている。登って確認したわけではないからはっきりいえないが、佐伯市中心部方向に間違いはないようだ。打ち上げの場所がずれると佐伯市方向を反射板が向いていても臼杵市や豊後大野市に届く可能性もある。
眼下を眺める。目視では検討がつかないのでデジカメを望遠鏡代わりに使う。

おお、あった。黒沢ダムだ。ダムのそばの管理事務所が確認できる。マイクロ波のパラボラアンテナがこちらを向いているのが分かる。
黒沢ダム管理事務所のパラボラアンテナ。森林基幹道の反射板に打ち上げるためにプラスに仰角がつけられている。
この仰角のプラスと反射板の仰角のマイナスが一致しているように見える。
見ると霞のかかった山の下あたりの山あたりが、今いる場所の


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